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(コラム)国土交通省防災情報提供センターの雨量情報を見る利点 その2(ワンストップで雨雲と雨量が分かる)

こんにちは。渡邉です。

今日も昨日のブログ(こちらです)に引き続き、国土交通省防災情報提供センターのサイトのメリットをお伝えします。今日のキーワードはタイトルにもあるとおり、「ワンストップ」です。

防災情報提供センターのサイトを見ると、「リアルタイムレーダー」と「リアルタイム雨量(広域版)」という2つのボタンが左上にあることが分かります(赤色で囲んだ部分です)。
「リアルタイムレーダー」と「リアルタイム雨量(広域版)」の
2つがあります(左上の赤で囲んだ部分)

















このボタンを切り替えることで、雨雲が実際にどの程度降水をもたらしているかを簡単に調べることができます。上記の図はリアルタイムレーダーですが、同時刻の「リアルタイム雨量(広域版)」を選択して表示させると次のようになります。

「リアルタイム雨量(広域版)」を見た場合
















少し把握しづらいものの、レーダーで見て北東から南西方向に伸びる雨雲に対応して地上の雨量計で10分間に0.5-1ミリ程度、多いところで2ミリ程度を観測していることが分かります。

ちなみに、レーダーと雨量計が同じサイト上で確認できるような設計がなされているのは、2つの情報が大雨を観測するために重要であるからです。レーダーだけでは実際の雨量が分からず、雨量計のデータだけでは雨を降らせている雨雲の動きが分かりません。2つの情報を使うことでそれぞれの欠点が補われ、どの雨雲によってどの程度の雨量となっているかがようやく分かるという訳です。